物流の運行管理システムは?比較ポイント、無料を含むおすすめ15選

運転日報のペーパーレス化とは?無料の方法やおすすめアプリ20個を紹介

運転日報は運行管理労務管理を行う上で欠かせない記録ですが、従来の紙ベースでの管理には、多くの課題が伴います。運転日報のペーパーレス化は管理業務の効率化やコスト削減といったさまざまなメリットがあるため、導入する企業が増加しています。

本記事では、運転日報のペーパーレス化に際して必要な判断を解説します。

目次

1.運転日報とは?ペーパーレスは可能?

運転日報のペーパーレス化は可能なのか?

運転日報は、ドライバーが運行状況を記録する重要な書類です。

従来は紙で管理されていましたが、近年ではペーパーレスが可能となり、管理の効率化が進んでいます。

以下の記事では、運転日報に関する法律や罰則などを解説しています。

(1)概要

運転日報とは、トラックドライバーが業務中に走行距離労働時間荷物の積み下ろし時間などを記録するための日報のことです。

道路運送法に基づき、事業者とドライバーに日報の記録・保管を義務付けられています。従来は紙の書類が使われていましたが、近年ではペーパーレス化が進み、デジタルでの記録・保管も認められるようになっています。

参考:営業所で保存管理の必要な運行管理・整備管理関係の帳票類一覧|長野県トラック協会

(2)運転日報に記載する項目と保存期間

運転日報に記載する項目と保存期間は、一般貨物自動車運送事業者(緑ナンバー)と、社用車で業務を行う事業者(白ナンバー)で異なります。

ここでは、緑ナンバーと白ナンバーにおける運転日報の記載項目と保存期間について解説します。

①緑ナンバーのトラックの場合

緑ナンバーのトラックの場合、以下の6点を記録し、かつ1年間保存しなければならないと貨物自動車運送事業輸送安全規則で定められています。

  1. 運転者等の指名
  2. 自動車登録番号その他の当該事業用自動車を識別できる表示
  3. 業務の開始及び終了の地点及び日時並びに主な経過地点及び業務に従事した距離
  4. 業務の交代場所と日時(交代した場合)
  5. 休憩または睡眠場所と日時(休憩または睡眠をした場合)
  6. その他特定事項(車両総重量が八トン以上又は最大積載量が五トン以上の普通自動車で業務をした場合)

参考:貨物自動車運送事業輸送安全規則 第八条

②白ナンバートラックの場合

白ナンバーのトラックの場合、以下の4点を記録し、1年間保存しなければならないと道路交通法施行規則で定められています。

  1. 運転者名
  2. 運転の開始および終了の日時
  3. 運転した距離
  4. その他自動車の運転の状況を把握するため必要な事項

参考:道路交通法施行規則 第九条の十 第八項

(3)運転日報のペーパーレス化は法的に問題ない

運転日報のペーパーレス化は法的に問題ないとされています。

道路交通法施行規則第九条の十の二によると、電磁的方法(ペーパーレス端末)にて記録された運転日報で記録された運転日報が、事業所のパソコンから迅速に表示できる環境にある場合、紙の日誌と同様に扱えることが明示されています。

法的な観点からもペーパーレス化が認められており、デジタル運転日報を問題なく運用することが可能です。

参考:道路交通法施行規則第九条の十の二

2.運転日報をペーパーレス化する方法|無料テンプレート配布中!

運転日報のペーパーレス化の方法は、大きく分けて2つあります。運転日報をペーパーレス化する2つの方法を紹介します。

(1)アプリ・システムを利用する

運転日報のペーパーレス化には、アプリやシステムの利用がおすすめです。

スマホやタブレット、パソコンなどを用いて、簡単に必要な情報を入力できるだけでなく、GPSと連携して自動で走行距離を算出する機能や、過去のデータを活用して入力作業を効率化する機能が備わっている点が大きな利点です。

これらの多機能性から、運転日報の作成にはアプリやシステムの導入がこれからも進んでいくでしょう。

(2)Excelなどで自社にあわせたテンプレートを作成する

自社特有の運転日報の作成慣習に合わせたい場合や、アプリやシステムの導入までは考えていない場合は、Excelを使った管理がおすすめです。Excelでの日報や経費管理は、手軽にペーパーレス化でき、コストも抑えられます。

3.運転日報を手書きで作成するメリット・デメリット

メリット・デメリット

運転日報を手書きで作成するメリットとデメリットを紹介します。

(1)運転日報を手書きで作成するメリット

運転日報を手書きで作成するメリットは、コストの低さです。手書きであれば、紙とペンさえあれば作成できるため、ほとんどコストが発生しません。

コストを抑えたい小規模な事業者にとって、手書きは手軽で経済的な方法となります。

(2)運転日報を手書きで作成するデメリット

運転日報を手書きで作成するデメリットは、以下の3点が挙げられます。

①正確に情報が把握できない

手書きの運転日報では、記入ミスや読みにくい文字が原因で情報の正確な把握が難しくなることがあります。

数字の誤記不明瞭な表現があると、見直す際に誤解が生じる場合があります。正確なデータ管理が求められる現場では、手書きの運転日報によって業務遂行に大きな支障をきたす可能性があります。

②ドライバーと管理者に負担がかかる

手書きの日報は、ドライバーにも管理者にも負担があります。

ドライバーは毎日の業務終了後に、詳細な報告を手書きで行う必要があり、時間と労力を要します。管理者も手作業で集計し、分析しなければならず、業務の非効率性が際立ちます。双方において人的ミスが発生しやすく、結果として手書きの日報は業務全体の生産性を低下させる原因となります。

③保管場所が必要になる

手書きの日報は、保管スペースの確保が必要になります。

運転日報の保管期限は1年以上の長期間にわたるため、スペースを圧迫し、管理が煩雑化することがあります。また、紙の劣化や紛失のリスクも伴うため、手書きの運転日報によって情報漏洩が起きる可能性もあるでしょう。

4.運転日報のペーパーレス化のメリット・デメリット

メリット・デメリット

運転日報をペーパーレス化するメリットとデメリットを紹介します。

(1)運転日報のペーパーレス化のメリット

運転日報をペーパーレス化するメリットは、以下の通りです。

①情報の精度が向上する

運転日報のペーパーレス化のメリット

運転日報をペーパーレス化することで、情報の入力がデジタル化され、誤記や読み間違いのリスクが減少します。システムやアプリを使用することによって、ドライバーは必要な情報を簡単に入力でき、管理者はデータによって確認が可能になります。

さらに、入力されたデータは即座に集計・分析ができるため、迅速かつ正確な判断が可能です。また、過去のデータとの比較や分析も容易に行えるため、運行管理の精度が一層向上します。

②ドライバーと管理者の負担を軽減できる

ペーパーレス化により、ドライバーは手書き作業から解放され、業務終了後の報告が大幅に簡素化されます。運転日報をペーパーレス化することで、定型化されている内容なら数タップで日報を提出でき、時間も節約できます。

また、管理者にとっても、運転日報のデータを即座に集計・分析できるため、手作業の負担が軽減されます。

このように、ドライバーと管理者の双方が業務負担を軽減することで、全体の業務効率が向上し、さらなる生産性の向上が期待できます。

③保管場所のスペースをとらない

保管場所のスペースをとらない

ペーパーレス化により、運転日報を物理的に保管する必要がなくなります。デジタルデータであればクラウドストレージやサーバーに保存できるため、オフィスのスペースを圧迫せず、効率的な管理が可能です。

さらに、データは検索や整理が容易で必要な情報を迅速に取り出せるため、業務の円滑な運営に貢献します。これにより、運転日報をペーパーレス化した企業は物理的な書類管理にかかるコスト手間を大幅に削減することができます。

(2)運転日報のペーパーレス化のデメリット

運転日報のペーパーレス化は多くの場合、導入・維持費用がかかります。

Excelなどの表計算ソフトや無料のアプリ・システムを使用すれば、ペーパーレス化に伴う費用はほとんど発生しません。しかし、多機能で利便性の高いアプリやシステムを利用する場合、導入費用維持費用がかかります。

そのため、コストを抑えたいと考えている方や企業にとっては、アプリやシステムの利用料金がデメリットとなる可能性があります。

5.運転日報のペーパーレス化でおすすめのシステム・アプリ13選!

(1)トータル物流基幹システムAIR

トータル物流基幹システムAIR

引用:五十鈴株式会社

トータル物流基幹システムAIRは、クラウドベースで運用できる運転日報のペーパーレス化システムです。ブラウザからアクセスするため、自社サーバーが不要で、簡単に導入できます。

トータル物流基幹システムAIRのおすすめポイント
  • ドライバー用アプリとの連携で運転日報の管理を自動化
  • 直感的な操作に優れた操作画面
  • 受注、配車、請求、仕入れなどの物流業務を全て最適化

ドライバー用アプリと連携することで、運転日報に必要なドライバー情報を自動で入力できるため、ドライバーの日報作成に伴う負担を軽減することが可能です。

トータル物流基幹システムAIRには、受注、配車、請求、仕入れといった機能が豊富に備わっており、物流管理に課題を抱える企業にとって、有効なソリューションとなるでしょう。

お問い合わせボタン
対応業務・運転日報に関わる業務の負担軽減
・受注、配車、運転日報、請求、仕入れを一元管理
・物流業務の見える化
所在地東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル
料金こちらからお問い合わせできます

(2)Cariot

引用:株式会社フレクト

Cariotは、業務日時や距離、位置情報を自動的に記録し、運転日報を自動作成する機能を備えています。これにより、手書きによる記入ミスを防ぎ、情報の正確性の向上が実現します。

また、Cariotはドライバーが運転するだけで、走行記録や訪問記録を自動で収集し、リアルタイムでデータを管理します。さらに、給油レシートや訪問先での活動を画像で記録することも可能です。

Cariotを利用することで、社用車やドライバーの情報が一元管理できるようになるので、社用車の管理について悩んでいる多くの企業にとって有効な手段となります。

対応業務・リアルタイム位置情報の取得
・運転日報の自動作成
・アルコールチェック
所在地東京都港区芝浦1丁目1番1号 浜松町ビルディング 11F
料金導入費用は0円、月額費用は契約台数とアカウント数に応じて設定(最低5台から)

(3)KITARO

KITARO
引用:株式会社アクシス

KITAROは、リアルタイムで車両の位置情報や走行距離を把握し、運行管理の効率化が目指せる運転日報のペーパーレス化システムです。

運転日報は自動で作成され、ドライバーは内容を確認するだけで済むため、業務の負担を軽減してくれます。アルコールチェックの結果もクラウドに保管されるため、法令遵守と安全運転の促進を実現します。

社用車の運行管理システムを必要とする企業にとって、有用なシステムとなります。

対応業務・位置情報と走行履歴の管理
・安全運転の支援
・アルコールチェック機能
所在地広島県広島市南区稲荷町4番1号 広島稲荷町NKビル11階
料金車1台につき月額2,800円から

(4)日報アプリgamba!

日報アプリgamba!
引用:株式会社gamba

日報アプリgamba!は、直感的な操作性機能の網羅性が魅力のアプリです。直感的に操作できる使いやすさが特徴で、ITに不安のあるドライバーが在籍する場合もスムーズな導入を目指せます。

GPSと連携して自動的に距離を計算するため、手入力の手間を省き、正確な走行距離を記録できる点が優れています。また、フォーマットをカスタマイズできるため、自社の運用に合わせた運転日報の作成が可能です。

日報には写真やコメントも追記でき、より詳細な情報を記録することができます。データは一括管理が可能で、CSV出力にも対応しており、集計・分析業務の効率化にも役立ちます。

対応業務・走行距離の自動算出
・自社の運用に合わせた運転日報の作成
・集計・分析業務の効率化
所在地東京都 千代田区麹町3-2 垣見麹町ビル6階
料金年額契約:816円(×車の台数)

(5)DriveReport

DriveReport
引用:NTPシステム株式会社

DriveReportは、運転日報のペーパーレス化はもちろん、点呼や車両点検など、運行管理業務全体の効率化を目指す企業に適したシステムです。

運転日報や点呼記録、車両点検記録などの多機能を備えながらも、直感的に操作しやすいため、簡単に利用できます。例えば、走行距離はメーターの写真を撮影するだけで入力でき、手間を大幅に省くことが可能です。

また、リアルタイムで情報共有ができるため、管理者はドライバーの入力内容を即座に確認できます。さらに、収集したデータから課題を洗い出し、業務改善に役立てることができる点もメリットです。

対応業務・運行管理業務全体の効率化
・車両走行距離の記録
・リアルタイムでの情報共有
所在地愛知県名古屋市中区橘2丁目3-33 NTPビジネスプラザ
料金月額330円~

(6)Bqey

Bqey
引用:株式会社東海理化

Bqeyは、運転日報やアルコールチェック記録、車両点検記録をクラウド上で一元管理できる日報作成システムです。

Bqeyの特徴的な機能の一つに、スマートキー機能があります。この機能により、スマートフォンが社用車の鍵として機能し、物理的な鍵の受け渡しが不要となり、煩わしい作業を解消します。

また、アルコールチェック義務化にも対応しており、検査結果を自動で保存し、異常が検知された場合には車両の利用を制限することが可能です。

Bqeyは、導入が容易であり、既存のシステムを大幅に変更することなく、迅速にペーパーレス化を実現します。

対応業務・アルコールチェック記録
・スマートキー機能
・車両点検記録の一元管理
所在地栃木県宇都宮市東宿郷1丁目6-12 ビッグ・ビー宇都宮 5F
料金お問い合わせからご確認ください

(7)D-drive

D-drive
引用:株式会社ユビテック

D-driveは、スマートフォンだけで運転日報を自動作成し、クラウド上で一元管理できる日報作成システムです。酒気帯び確認結果や点検、給油などの情報もすべて管理され、管理者はWEB上の画面で簡単に確認できます。

D-driveは特に飲酒運転の撲滅に注力しており、専用アルコール検知器を備えています。この検知器では、アルコール検査結果に加え、検査時の顔写真も登録されるため、ドライバーによる虚偽報告を予防します。

さらに、車載器を搭載することで、アルコールチェックが完了しないとエンジンが始動しない仕組みも導入可能です。

対応業務・運転日報の自動作成
・アルコールチェックの最適化
・アルコールチェックの虚偽報告を予防
所在地東京都港区南麻布3-20-1 Daiwa麻布テラス 3F
料金月額600円(1ユーザー)※使用機能によっては追加料金が発生

(8)モバレポ

モバレポ
引用:株式会社タイガー

モバレポは、スマホでタップするだけで簡単に運転日報を作成できるシステムです。作成した日報は3年間クラウドに保存され、過去の日報をすぐに引き出せるのが大きな利点です。

また、運転日報のデータは項目を自由に選んでCSV出力が可能で、転記の手間を省けます。管理者にとっても作成者にとっても便利な機能が搭載されており、企業の効率的な運用に貢献します。

さらに、勤怠管理システムTUMIXコンプラとの連携が可能で、このシステムを利用している企業にとっても効果的な選択肢となります。

対応業務・スマホによる運転日報の作成
・CSV出力
・勤怠管理システムTUMIXコンプラとの連携
所在地東京都千代田区神田猿楽町2-1-14
料金基本月額:5,000円
1ユーザーあたりの使用料:500円

(9)ODIN動態管理

ODIN動態管理
引用:株式会社オンラインコンサルタント

ODIN動態管理は、スマホのGPSを活用してドライバーの位置情報をリアルタイムで追跡し、運行管理を効率化する日報作成システムです。すでに3,000社の導入実績があるため、運転日報のデジタル化ツールを実績を重視して選びたい企業に適しています。

専用の車載器が不要で、スマホのみで利用可能なため、導入コストを抑えつつ迅速に運用を開始できます。

運転日報の自動作成機能に加え、位置情報を地図上で視覚的に確認できるため、配送計画との連動により業務の進捗をリアルタイムで把握できます。配送業務の効率化とコスト削減を目指す企業に適したシステムです。

対応業務・位置情報をリアルタイムで追跡
・運転日報の自動作成機能
・配送計画との連携
所在地神奈川県横浜市西区北幸2-10-39
料金動態管理:月額1,200円(1ユーザー)

(10)AI-Contact

AI-Contact
引用:ジェネクスト株式会社

AI-Contactは、運行管理に関する機能を無料で利用できるシステムです。

運行管理、動態管理、車両管理、そしてアルコールチェックを含む記録を、すべてデジタルで行うことができます。初期費用と月額費用がかからないため、コストを気にせず導入できるのが特徴です。

また、AI-Contactは車載器を使用せず、スマホだけで運行管理が可能で、簡単にデータの取得ができるとともに、運転日報の自動作成もサポートしています。

対応業務・運行管理に関する網羅的な機能
・運転日報の自動作成
・スマホに操作による運行管理
所在地神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目8-12 Attend on Tower 7階
料金無料

(11)MOVO Driver

MOVO Driver
引用:株式会社Hacobu

MOVO Driverは、物流に特化した地図機能を備えた運行管理サービスで、納品先や大型車両が駐車可能な場所、荷待ち場所などの地点情報を簡単に確認できる点が特徴です。

ドラログという機能を利用すれば、運行記録を簡単に取ることができ、日報作成の負担を軽減できます。

さらに、ドライバー同士の位置情報を共有できる機能も搭載されており、道路状況の把握が容易になり、到着時間の推定がより正確に行えます。

物流業務における運行管理に課題を抱えている企業にとって、効果的なシステムとなるでしょう。

対応業務・地図機能搭載の運行管理サービス
・ドライバー同士の位置情報を共有
・運転日報作成の負担を軽減
所在地東京都港区三田3-14-10 三田3丁目MTビル9F
料金お問い合わせからご確認ください

(12)LINKEETH DRIVE

LINKEETH
引用:株式会社JVCケンウッド

LINKEETH DRIVEは、日報作成の効率を高めるだけでなく、特に危険運転の防止に重点を置いた運行管理システムです。

AI搭載型ドライブレコーダーを活用し、危険運転をリアルタイムで検知してドライバーに警告を発し、事故を未然に防ぐことが可能です。また、運転診断ロジックにより、ドライバーの運転のクセを分析し、安全運転の促進を支援します。

さらに、ドライバーの運転傾向に応じた対面やオンラインでのフォロー研修も充実しており、社用車での事故をゼロに近づけたい企業にとって、有効なシステムとなるでしょう。

対応業務・安全運転支援機能
・危険運転をリアルタイムで検知
・オンラインでの安全運転フォロー研修
所在地神奈川県横浜市神奈川区守屋町3-12
料金月額1,980円~※機能によっては追加料金がかかります

(13)DRIVEBOSS

DRIVEBOSS
引用:パナソニックカーエレクトロニクス株式会社

DRIVEBOSSは、送迎、訪問、配送業務の効率化を支援し、2,000件以上の導入実績を持つLPガス事業者向けの運行管理システムです。

ITに不慣れなユーザーでも操作しやすい直感的なインターフェースを採用しており、スマホ連携機能により走行中のルート案内走行履歴の記録が可能です。さらに、パソコンでもワンクリックで自動的に配送計画を作成できるため、業務に不慣れな新人でもベテランと同レベルの配送計画を立てやすくなります。

また、日報作成機能も備わっており、運行管理の効率化に課題を抱えるLPガス事業者にとって、非常に有用なシステムです。

対応業務・ルート案内と走行履歴の記録
・配送計画の自動作成
・日報作成業務の負担軽減
所在地東京都品川区南大井6-22-7 大森ベルポートE館11階
料金月額7,500円~
※機能によっては追加料金がかかります

(14)ビークルアシスト

ビークルアシスト
引用:パイオニア株式会社

ビークルアシストは高精度な走行ログデータを基に、日報や月報を自動作成する機能があり、運行データの管理が大幅に効率化されます。

酒気帯び確認結果の入力機能や車両予約管理機能も備えており、社有車の運用における多くの手間を軽減します。

さらに管理者には危険運転の通知が届き、クラウド上で動画も確認できるため、リアルタイムの安全管理が可能です。

対応業務・危険運転防止と安全運転支援・運行管理の効率化とリアルタイム動態管理・データ管理の自動化と効率化
所在地東京都文京区本駒込2-28-8文京グリーンコート
料金月額980円~

(15)どらたん

どらたん
引用:株式会社日通総合研究所

どらたんではドライバーがLINEで入力したデータを基に、運転日報が自動作成されるため、手書きの運転日報作成が不要となります。

これにより事務作業が大幅に削減され、ドライバーと管理者双方の業務効率が向上します。

さらにドライバーの運行状況をリアルタイムでWEB上から確認可能です。これにより、業務の進捗管理がスムーズになり、電話連絡の手間も省けます。

初期費用を抑えながら、事務作業と運行管理の効率化を図ることができるでしょう。

対応業務・簡単操作で運行管理
・運転日報の自動作成で作業効率向上
・リアルタイムの運行状況把握と手待ち時間の可視化
所在地東京都港区東新橋1丁目9-3
料金基本料金: 月額 5,000円(税別)利用者料金: 500円×利用者数(ドライバー)

(16)TUNAG

TUNAG
引用:株式会社スタメン

TUNAGは、日報をはじめとした作業報告をリアルタイムで管理者が確認できる機能を備えています。

現場での進捗を管理者が即座に把握し、状況に応じた適切な対応が可能です。

TUNAGはスマホから簡単にアクセスできるため、ドライバーや現場スタッフがスマホ1つで作業内容や状況を即座に記録・報告できます。

電話や紙の報告を待つ必要がなく、現場の状況が常に「見える化」されるため、運行管理の効率が大幅に向上します。

対応業務・ペーパーレスな申請・報告機能
・スマホを活用した日報作成の自動化
・現場の見える化を促進
所在地東京都千代田区神田錦町2-2-1
料金お問い合わせからご確認ください

(17)TRUSTAR

TRUSTAR
引用:株式会社東計電算

TRUSTARは、ドライバーがアプリに入力した情報を基に運転日報を自動作成します。手書きの煩雑な作業を不要にし、ペーパーレス管理が可能です。条件検索機能も備わっており、過去の日報の参照も簡単に行えます。

さらに安全意識を向上させる機能として「ながらスマホ検知機能」を搭載しており、ドライバーが運転中にスマホを使用した場合、その地点が地図上に表示されます。これにより、交通違反や事故の防止に役立てることができます。

対応業務・運転日報の自動作成
・リアルタイムで位置情報と作業状況を把握
・ながらスマホ検知機能
所在地神奈川県川崎市中原区市ノ坪150
料金初期費用0円月額2,400円(管理者・ドライバー同額)※料金に関する詳しい情報はお問い合わせからご確認ください

(18)KIBACO

KIBACO
引用元:キムラユニティー株式会社

KIBACOでは、運転日報や点呼、アルコールチェックを一元的に管理できる機能を提供しています。これまで別々に行っていた管理業務を一箇所にまとめ、効率的な運用を目指します。

車両情報や保険契約のデータも一元的に管理できるため、アラート機能により、業務の忘れがちな部分をサポートし、車両管理の効率が向上します。

ドライバー向けに1分間の交通安全動画を毎週配信する機能があり、ドライバーが短時間で危険予測力を高めることができ、事故の発生を未然に防ぐ効果が期待されます。特に、ヒヤリ体験の疑似学習によって、運転行動の改善を促します。

対応業務・日報・点呼・アルコールチェックの一元管理
・1分間ラーニングで事故防止
・車両データと保険管理の一括管理
所在地愛知県名古屋市中区錦三丁目8番32号
料金【標準機能料金】
初期導入費:0円月額使用料:0円(3ヶ月間無料)※新規お申込み限定
【オプション料金】
1アカウントあたり月額550円(税込)10アカウント:5,500円から利用可能10アカウントごとの追加が可能

(19)楽・楽 日報報告サービス

楽・楽 日報報告サービス
引用:株式会社エスプリ

楽・楽 日報報告サービスは、携帯電話を使用して、現場から直接日報を入力し、即座にサーバへ反映することができるため、帰社してから報告書を作成する手間を削減し、リアルタイムでの情報共有が可能となります。

書き間違いやデータの入力ミスが減少し、管理者は即座に情報を確認できるため、各種マニュフェスト作成や保守報告に役立てることができます。ペーパーレス化により、報告作業が効率化されるだけでなく、管理プロセス全体がスムーズになります。

対応業務・現場からリアルタイムに日報作成が可能
・ペーパーレス化で管理を効率化
・SaaS方式でカスタマイズが可能
所在地東京都北区西ヶ原1-6-9
料金お問い合わせからご確認ください

(20)See-Drive

See-Drive
引用:株式会社SAYコンピュータ

See-Driveでは登録された運転日報のデータは自動で集計され、運転手や車両ごとに分かれたレポートを簡単に作成できます。

集計データはExcelで出力可能なため、分析や報告書作成がスムーズに行えます。

また車両の点検や外観チェックをデータ化して管理できる機能を提供しています。ブレーキやタイヤなどの日常的な点検項目の記録を本社でリアルタイムに確認でき、管理作業が迅速化します。点検結果や外観のチェックもすぐにデータ化されるため、保守管理もスムーズに行うことができるでしょう。

対応業務・シンプル操作で日報のペーパーレス化
・データの自動集計とExcel出力
・日常点検・外観チェックのデジタル化
所在地茨城県ひたちなか市高場1-18-11
料金お問い合わせからご確認ください

6.運転日報のシステム・アプリの比較ポイント

運転日報のシステム・アプリの比較ポイント

ここでは、運転日報のシステムやアプリを比較する際のポイントを紹介します。

(1)アルコールチェックなどの法令遵守の項目がある

運転日報システムを選定する際、アルコールチェック機能の有無は非常に重要です。

運転手のアルコールチェックが法令で義務付けられているため、システムが対応しているかどうかを確認する必要があります。多くのシステムでは、アルコール検知器と連携して結果を自動的に記録し、管理者がリアルタイムで確認できるようになっています。

また、異常が検知された場合には、車両の利用を制限する機能を備えているものもあります。アルコールチェックに関係する機能が搭載されたシステムやアプリの利用により、企業は法令遵守を確実にし、ドライバーの安全運転を支援することができます。

(2)ドライバーや管理者が簡単に操作できる

システムの使いやすさは、導入の成否に関わる判断要素です。

直感的なインターフェースを持つシステムは、ドライバーや管理者が操作を迅速に習得でき、日報作成時などのデータ入力の負担を大幅に軽減します。

特に、スマホやタブレットでの操作が可能なアプリは、現場での迅速な対応を可能にします。

さらに、音声入力やQRコードスキャンによるデータ入力をサポートするシステムもあり、好相性であればペーパーレスによる効率化を促進できます。そのため、使いやすさに配慮されたシステムやアプリであれば、ITに不安があるユーザーも安心して利用することができます。

(3)サポート体制の充実具合

システム導入後のサポート体制は、システムの長期的な運用における安定性に直結します。

トラブルが発生した際に迅速かつ適切なサポートが受けられることは、業務の継続性を確保するために欠かせません。

多くのシステムでは、専任サポートチームによるサポートオンラインで利用できるFAQ、チャットサポートを提供しています。

システムの導入が初めてで強い不安を感じている場合には、電話サポートの対応時間などを確認しましょう。

さらに導入時のトレーニングや定期的なアップデート情報の提供など、利用する企業が常に最新の状態でシステムを活用できるよう支援しています。

(4)無料期間があれば所感をお試しできる

無料トライアル期間を採用しているシステムは、実際の業務環境での適合性を確認するための貴重です。

この期間中に、システムの機能や使い勝手を試すことで、自社の業務フローにどの程度フィットするかを評価できます。

特に、複数のシステムを比較検討する際には、無料期間を活用して実際の操作感やサポート体制を確認することが重要です。無料期間でじっくりと使用感を試すことで、導入後のギャップを最小限に抑え、スムーズな移行を実現できます。

7.まとめ

この記事では、運転日報をペーパーレス化することについて、メリットやデメリット、おすすめの日報作成システム・アプリを紹介しました。

日報作成システムやアプリを利用することで、大幅に業務を効率化でき、管理者にとってもドライバーにとっても嬉しい効果があります。

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