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物流の運行管理システムは?比較ポイント、無料を含むおすすめ15選

【無料お試し含む】トラック配車システムおすすめ23選の機能等比較

トラックの配車システムで多様な配車業務を効率的に管理することで、運行コストの削減や業務の効率化を実現します。

本記事ではおすすめのトラック配車システムを紹介し、トラックの配車システムの概要比較ポイントも解説します。なお以下の記事でも運送業の運営に役立てられるシステムの機能等を比較しながら紹介しています。

目次
  1. 1.配車システム・アプリのおすすめのサービス23選を比較
    1. (1)トータル物流基幹システムAIR
    2. (2)KITARO
    3. (3)ハコベル 物流DXシステム
    4. (4)Loogia
    5. (5)LYNA 自動配車クラウド
    6. (6)簡易配車システム
    7. (7)POT配車
    8. (8)DiSynapse
    9. (9)ビークルアシスト
    10. (10)トラッカーズマネージャー
    11. (11)BookingBook
    12. (12)SmartDrive Fleet
    13. (13)DRIVE CHART
    14. (14)トラックメイト配車Pro
    15. (15)いつもNABI動態管理サービス
    16. (16)くるまぷり
    17. (17)ビジネスナビタイム動態管理ソリューション
    18. (18)docoですcar NEXT
    19. (19)ODIN 動態管理
    20. (20)スグロジ
    21. (21)MOVO
    22. (22)LogiSTAR
    23. (23)Logifit
  2. 2.トラックの配車システムとは?機能やエクセルによる自作との違い
    1. (1)配車システムとは
    2. (2)配車システムの主な機能
    3. (3)エクセルで無料で自作する場合との違い
  3. 3.配車システムを導入するメリット
    1. (1)配車業務の効率化を目指せる
    2. (2)配送業務の無駄を削減できる
    3. (3)ドライバーの状況を把握しやすくなる
    4. (4)トラブルに柔軟に対応できる
  4. 4.配車システムの比較ポイント
    1. (1)課題解決を期待できる配車システムか
    2. (2)クラウド型かオンプレミス型かで選ぶ
    3. (3)リアルタイム型または記録型で選ぶ
    4. (4)管理者やドライバーの両者が使いやすいか
    5. (5)無料期間があれば使用感を試せる
  5. 5.トラック向け配車システムの導入事例
    1. (1)菱木運送株式会社ではAI点呼ロボットを導入
    2. (2)有限会社T・トレジャーではWeb配車システムを導入
    3. (3)桑名組運輸株式会社は運輸業に特化した基幹業務システムを導入
  6. 6.まとめ

1.配車システム・アプリのおすすめのサービス23選を比較

ここでは、配車システム・アプリのおすすめのサービス23選を比較し、紹介します。

スクロールできます
サービス名トータル物流基幹システムAIRKITAROハコベル 物流DXシステム
自動配車機能
操作性
直観的な操作しやすさに配慮された操作画面

直感的なインターフェース

必要な機能をシンプルに網羅
管理者用ダッシュボード
特徴物流業務全体を見える化し、一元管理
受注から配車、運行管理に対応
運転日報の自動作成が可能(ドライバー用アプリが使用可能)
AIを活用した最適ルートの自動生成機能
配送コストを削減
直感的なインターフェース
自動配車計画機能
地理的条件の指定
時間管理やシミュレーション機能

また、以下のような主要サービス10選の詳細な比較表も無料でご確認いただけます

※主要サービス10選の比較表のイメージ画像

(1)トータル物流基幹システムAIR

トータル物流基幹システムAIR
引用:五十鈴株式会社

トータル物流基幹システムAIRは、配車計画をはじめとする多岐にわたる機能で、業務の効率化を強力にサポートします。以下では幅広い業務に対応しながらも、視認性の高さと直感的に操作できるAIRの操作画面を紹介します。


メインメニュー


・配送量やドライバーの状態を可視化
・分かりやすいアイコンや表を使用して
直感的に操作できる画面



配送依頼登録


・受注履歴による登録の効率化
・データアップロードによる登録も可能



配車計画

・配送依頼一覧と車両を表示しており、ここから空いた車両に配車を組むことができる
・配車後、地図で経路を確認可能
・携帯アプリと連動し、配送進捗の確認ができる
・日報・付帯作業の登録の効率化

運転日報入力


・配送明細は配車時の情報が自動入力
・ドライバー用アプリを使用することで
運行情報が連携される


請求


・日報登録時に算出された輸送金額を荷主
・明細単位に確認できる
・確定後はExcel・PDFで請求書を出力できる

トータル物流基幹システムAIRのおすすめポイント
  • 可視化された配車管理
  • 効率的な配送依頼登録
  • 高度な配車計画

AIを活用した配送ルートの自動生成機能や、営業所間のデータ連携を効率化する機能を備えています。クラウドシステムとして運用されるため、自社サーバーは不要で、ブラウザから簡単に操作できます。デポ経由の配送傭車利用にも対応しており、物流業務のスマート化を実現します。

主要機能・運転手の労務管理や運転日報登録を効率化
・最適な経路を計算する自動配車機能搭載
・業務の見える化で経営戦略にも役立てられる
・デポ経由の配送や傭車利用に対応
クラウドシステムのため自社サーバーは不要でブラウザから操作可能
所在地東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル
価格・料金プランこちらからお問い合わせできます
トータル物流基幹システムAIRの口コミ

仕事で訪問(積込)初めて伺い段取りは同僚より聞いて言ったが皆さん親切に対応してくれました

引用:Googleマップ

とても広くシステム化されており、スピーディにコンテナの連結できてよろしいですよ

引用:Googleマップ

(2)KITARO

KITARO
引用:株式会社アクシス

KITAROは、リアルタイムで車両の位置情報を把握し、緊急時の迅速な対応や運行管理の効率化を支援します。クラウドに運行データを自動保存し、日報の作成が容易になり、ドライバーの業務負担を軽減します。安全運転やエコドライブを評価する機能を持ち、運転行動の改善と事故リスクの低減に貢献します。

主要機能・リアルタイム位置情報把握
・クラウド上の運行データ自動保存と日報作成支援
・安全運転
・エコドライブ評価機能
所在地東京都港区西新橋2-3-1 マークライト虎ノ門 8F
料金車1台につき月額2,800円から

(3)ハコベル 物流DXシステム

ハコベル 物流DXシステム
引用:ハコベル株式会社

ハコベル配車計画システムは、最適な輸送モードルートの割り振りにより、トラック台数や配送コストを削減し、配車業務を効率化します。リアルタイムで配車依頼や運行管理を一元的に管理し、デジタルデータを活用した業務の標準化と効率化を実現します。

主要機能・輸送モードとルートの最適化
・リアルタイムでの配車依頼と運行管理の一元化
・ドライバーアプリによる車両位置情報のトラッキングと到着予測
所在地東京都中央区日本橋3丁目9-1 日本橋三丁目スクエア 2階
料金お問い合わせからご確認ください
※事業所数や利用機能に応じた料金体系

(4)Loogia

Loogia
引用:株式会社オプティマインド

Loogiaは、国内最高峰のアルゴリズムと特許取得済の技術を用いて、高精度な経路探索を実現し、計画通りの配送をサポートします。複雑な配送問題に対応する最適化技術により、配送コースの削減や稼働時間の圧縮が可能です。

シンプルで直感的なUIにより、誰でも簡単に操作でき、配車業務の標準化と効率化を促進します。

主要機能・高精度な経路探索
・配送コースの最適化と稼働時間の圧縮
・シンプルで直感的な操作UI
所在地愛知県名古屋市中区栄2丁目11-30 セントラルビル 9階
料金・パブリッククラウド版初期設定費用:30万円月額費用:4万8千円/1ライセンス
・スタンドアロン版アプリケーション利用料:300万円月額費用:4万円/1ライセンス
・イントラ初期費用:500万円月額費用:5万円/1ライセンス

(5)LYNA 自動配車クラウド

引用:株式会社ライナロジクス

LYNA 自動配車クラウドは、独自のAIアルゴリズムで日々の配車計画を自動作成し、業務効率を大幅に向上させます。

リアルタイムの車両動態管理により、急な変更にも迅速に対応可能で、配送品質の向上を実現します。さらに、シンプルな操作画面により、配車業務の標準化と引き継ぎがスムーズに行えます。

主要機能・AIによる自動配車計画作成
・リアルタイムの車両動態管理
・直感的な操作画面による配車業務の標準化
所在地千葉県市川市八幡3-4-8 田中ビル4F
料金月額50,000円~(※拠点数、車両台数、ご利用人数などで変動)

(6)簡易配車システム

簡易配車システム
引用:株式会社内田洋行

簡易配車システムは、未割り当ての届け先に対し、最も効率的な車輌を自動選択し、配車計画を作成します。

複数の積地やトリップ計算、荷物の自動分割など柔軟な配車対応が可能で、届け先をドラッグするだけで最適なルートが瞬時に計算されます。

主要機能・自動車輌選択による配車計画作成
・ドラッグ操作での最適ルート計算
・最寄り車輛への自動割り当て機能
所在地東京都中央区新川2-4-7
料金お問い合わせからご確認ください

(7)POT配車

POT
引用: アイニックス株式会社

POT配車は、ドライバーの経験を活かしつつ、自動化を進めたセミオート配車機能を提供しています。配送先の名寄せと積載量の自動計算により、効率的な配車計画を支援し、柔軟な現場対応が可能です。

配車完了後にピッキングリストや運行指示書が自動作成され、現場作業の効率向上に寄与します。

主要機能・セミオート配車機能での効率的な配車計
画・手動設定可能な配送ルートと積載量の即時計算
・ピッキングリスト
・運行指示書の自動作成
所在地東京都目黒区大橋1-6-2 KDX池尻大橋ビル
料金お問い合わせからご確認ください

(8)DiSynapse

DiSynapse
引用:株式会社 情通

DiSynapseは、デジタルタコグラフと連動し、運転日報や運行指示書の自動チェックを行い、法令遵守をサポートします。

受注から配車管理までを一元化し、入力作業を効率化することで、経験の浅いスタッフでも迅速に業務を進められます。また、自社開発のシステムにより、各企業の特有の業務フローに合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。

主要機能・デジタコ連動による運転日報
・運行指示書の自動チェック
・受注から配車管理までの一元化による効率化
・各企業に合わせた柔軟なシステムカスタマイズ
所在地宮城県仙台市太白区砂押南町2番3号 日興ビル3F
料金お問い合わせからご確認ください

(9)ビークルアシスト

ビークルアシスト
引用:パイオニア株式会社 

ビークルアシストは、危険運転をリアルタイムで検知し、音声やアラームでドライバーに警告を行うことで、安全運転を促進します。また、車両の位置情報やステータスをリアルタイムで把握でき、運行管理の効率化をサポートします。

走行ログデータを基に日報や月報を自動作成し、コンプライアンス対応も強化されます。

主要機能・危険運転のリアルタイム検知と警告機能
・車両の動態管理と運行ルートの最適化
・走行ログデータによる日報
・月報の自動作成とコンプライアンス強化
所在地東京都文京区本駒込二丁目28番8号 文京グリーンコート
料金月額980円~

(10)トラッカーズマネージャー

トラッカーズマネージャー
引用:株式会社Azoop

トラッカーズマネージャーは、紙やExcelで管理していた車両やドライバーの情報をデジタル化し、一元管理を実現します。運行実績の入力から請求書発行までを一貫して管理し、業務効率を大幅に向上させます。また、トラック1台あたりの収益をワンクリックで集計・可視化できるため、迅速な経営判断が可能です。

主要機能・車両・ドライバー情報のデジタル化と一元管理
・運行実績から請求書発行までの一貫管理機能
・収益のワンクリック集計・可視化・分析機能
所在地東京都港区芝大門2-5-5 住友芝大門ビル 5F
料金月額15,000円~

(11)BookingBook

BookingBook
引用:株式会社ブッキングブック

BookingBookは、カレンダー形式の配車表を採用し、配車状況や空き時間、未配案件を直感的に把握できるシステムです。未配案件は自動的に表示され、配車ミスを防止します。さらに、配車データを元に売上表を自動生成し、月次報告を簡便に行えます。

主要機能・カレンダー形式の配車表で全体状況を直感的に把握
・未配案件の自動表示と担当者間の情報共有機能
・売上表の自動生成による月次報告の簡便化
所在地東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング 9F
料金月額40,000円~

(12)SmartDrive Fleet

SmartDrive Fleet
引用:株式会社スマートドライブ

SmartDrive Fleetは、リアルタイムで車両の現在地を把握し、効率的な配車やルート変更をサポートします。デバイス設置による運転記録の自動収集業務負担を軽減し、運転スコアの分析機能によりドライバーの安全意識向上を図ります。これにより、運行管理の精度と安全性が向上します。

主要機能・車両のリアルタイム位置把握とジオフェンス通知機能
・運転記録の自動収集と日報・月報の自動生成
・運転スコア分析による安全運転指導と事故リスクの低減
所在地東京都千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井タワー12階
料金月額料金:1台あたり950円(iOS版は960円)

(13)DRIVE CHART

DRIVE CHART
引用:GO株式会社

DRIVE CHARTは、AI搭載のドライブレコーダーで危険運転を自動検知し、映像を記録して事故予防に貢献します。走行データを基に日報や月報を自動作成し、業務効率を向上させます。また、ライブマップ機能によりリアルタイムで車両位置や危険運転場所を確認でき、効率的な配車と指示が可能です。

主要機能・AIによる危険運転の自動検知と映像記録
・走行データを基にした日報・月報の自動作成
・ライブマップ機能でのリアルタイム車両位置管理と危険運転確認
所在地東京都港区麻布台1丁目3-1 
料金お問い合わせからご確認ください

(14)トラックメイト配車Pro

トラックメイト配車Pro
引用:タイガー株式会社

トラックメイト配車Proは、ドラッグ&ドロップで簡単に配車ができる直感的なインターフェースを提供し、担当者のスキルに関係なく迅速な配車が可能です。

配車後のドライバーへの指示や集荷指示をメールで効率的に送信できます。さらに、配車データを労務管理に活用し、システムとの連携によって業務全体の効率化を図ります。

主要機能・​​ドラッグ&ドロップでの簡単な配車操作・配車後の指示をメールで効率的に送信・配車データと労務管理システムの連携による効率化
所在地大阪府吹田市山田市場10-1
料金・スタンダードプラン初期費用:1,430,000円~月額:無料
・WANプラン初期費用:2,970,000円~月額:無料
・クラウドプラン初期費用: ¥220,000円~月額:26,400円

(15)いつもNABI動態管理サービス

いつもNABI動態管理サービス
引用:株式会社ゼンリンデータコム

いつもNAVI動態管理サービスは、GPSを活用して車両やスタッフの位置情報をリアルタイムで把握し、業務の効率化を支援します。管理者とドライバー間のメッセージ送受信機能により、迅速な指示情報共有が可能です。配送記録を基に日報や運行実績を自動作成し、書類作成の手間を省力化します。

主要機能・車両やスタッフのリアルタイム位置情報把握
・メッセージ送受信機能で迅速な指示・情報共有
・日報や運行実績の自動作成機能
所在地東京都港区芝浦三丁目1番1号 msb Tamachi 田町ステーションタワー N22階
料金お問い合わせからご確認ください

(16)くるまぷり

くるまぷり
引用:キムラユニティー株式会社

くるまぷりは、スマートフォンのセンサーで運転者の挙動をリアルタイムに把握し、安全運転教育コンテンツを自動配信する機能を提供します。

免許証や車両メンテナンス情報の一元管理機能により、法令遵守管理精度が向上します。さらに、共有車両の予約管理を簡単に行え、無駄な待ち時間や予約ミスを防ぎます。

主要機能・運転者の挙動把握と安全運転教育の自動配信
・免許証管理や車両メンテナンス情報の一元管理
・共有車両の簡単な予約管理機能
所在地愛知県名古屋市中区錦三丁目8番32号
料金月額1,000円~

(17)ビジネスナビタイム動態管理ソリューション

ビジネスナビタイム動態管理ソリューション
引用:一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター

ビジネスナビタイム動態管理ソリューションは、最大100件の訪問先に対応した効率的な配送ルートを自動作成し、交通状況や到着希望時間に基づく最適なルートを提案します。

GPSを利用して車両や作業者の位置をリアルタイムで把握でき、運行管理の精度を向上させます。また、安全運転を促進する運転分析機能や日報の自動生成機能も備え、管理業務の負担を軽減します。

主要機能・効率的な配送ルートの自動作成
・車両や作業者の位置情報のリアルタイム把握・安全運転分析と日報の自動生成
所在地東京都中央区京橋2-5-7
料金110,000円~

(18)docoですcar NEXT

docoですcar NEXT
引用:エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

docoですcar NEXTは、クラウドを利用して車両の現在地や運行状況をリアルタイムで把握できる動態管理機能を提供します。走行履歴のマッピングや運行記録の保存が可能で、後日ルート最適化や安全指導に活用できます。

ステータス通知やメッセージ連絡機能により、迅速で的確な指示が可能になり、業務の遅延を防ぐことができます。

主要機能・リアルタイム動態管理機能
・走行履歴のマッピングと運行記録保存
・ステータス通知とメッセージ連絡機能
所在地東京都千代田区大手町2-3-1
料金月額8,580円~

(19)ODIN 動態管理

ODIN動態管理
引用:株式会社オンラインコンサルタント

ODIN 動態管理では、ドライバーがボタンを押すだけで自動的に運転日報が作成され、GPSデータを利用して運行履歴を正確に反映します。また、リアルタイムで車両やドライバーの位置を把握でき、効率的な配車緊急対応が可能です。

乗務時間の管理や残業時間の統計出力も対応しており、働き方改革への対応を支援します。

主要機能・自動運転日報作成
・リアルタイム位置情報管理
・乗務時間と残業時間の統計出力
所在地神奈川県横浜市西区北幸2丁目10-39 日総第5ビル 9F
料金月額1,200円(1ユーザー)

(20)スグロジ

スグロジ
引用:ジオテクノロジーズ株式会社

スグロジのベーシックおよびプレミアムプランでは、配送先の情報をクラウドで一元管理する集荷配送先カルテ機能を提供し、現場でのトラブルを防ぎます。プレミアムプランには、ドライバーの現在地をリアルタイムで確認できる動態管理機能があり、緊急対応や効率的な配車が可能です。勤怠管理機能も搭載しており、労務管理の効率化と法令遵守をサポートします。

主要機能・集荷配送先カルテ機能
・動態管理機能
・勤怠管理機能
所在地東京都文京区本駒込2-28-8
料金月額600円~

(21)MOVO

MOVO
引用:株式会社Hacobu

MOVOは、ドライバーの勤怠管理やリアルタイムでの位置把握をサポートする機能を提供し、労務管理の効率化と法令遵守を支援します。バース予約システムにより、荷待ち時間を短縮し、物流拠点での作業効率を向上させます。

主要機能・ドライバー勤怠管理機能
・リアルタイム位置把握機能
・バース予約システム
所在地東京都港区三田3-14-10 三田3丁目MTビル9F
料金お問い合わせからご確認ください
※利用方法によって月額利用料が変化

(22)LogiSTAR

LogiSTAR
引用:株式会社パスコ

LogiSTARの動態管理機能は、ドライバーの配送状況と勤怠をリアルタイムで一元管理し、効率的な業務管理を支援します。

システムは配送実績を自動取得して差分を分析し、配車計画の精度向上を図ります。ドライバーは個人のスマートフォンで簡単に勤怠管理が行えるため、専用端末を必要としません。

主要機能・ドライバーの動態管理と勤怠管理機能
・配送実績の自動取得と差分分析機能
・スマートフォンを活用した簡便な勤怠管理
所在地東京都目黒区下目黒1-7-1 パスコ目黒さくらビル
料金・パブリッククラウド版初期設定費用:30万円月額費用:4万8千円/1ライセンス
・スタンドアロン版アプリケーション利用料:300万円月額費用:4万円/1ライセンス
・イントラ初期費用:500万円月額費用:5万円/1ライセンス

(23)Logifit

Logifit
引用:株式会社富士通システムズ・イースト

Logifitは、物流センターの管理を効率化する富士通のソリューションで、複数のセンターや倉庫をリアルタイムで一元管理できるシステムです。多業種対応や柔軟なカスタマイズが可能であり、他システムとのデータ連携やモバイル端末への対応により、物流業務全体の効率化を支援します。また、物流KPIシステムと連携し、運営の最適化を図ります。

主要機能・複数センターのリアルタイム一元管理
・富士通ミドルウェアによる柔軟なデータ連携
・ハンディターミナルやモバイル端末対応による庫内業務の効率化
所在地東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス
料金お問い合わせからご確認ください

2.トラックの配車システムとは?機能やエクセルによる自作との違い

ここでは、トラックの配車システムの概要と主な機能エクセルによる自作との違いについて解説します。

(1)配車システムとは

配車システムは、トラックの運行計画や走行ルートを効率的に管理するためのツールです。

従来の手作業で行っていた配車業務を大幅に効率化でき、時間やコストの削減が期待できます。

例えば、従来は荷物の量や配送先を手作業でリスト化し、ドライバーの担当エリアを決めていましたが、配車システムではこれらのプロセスが自動化されます。

(2)配車システムの主な機能

配車システムは以下の3種類に分類されます。

システム名主な機能
配車管理システム最適な配車計画の自動作成
自動配車システムAIやアルゴリズムによる最適ルートの自動作成
車両管理システムGPSによる車両の位置情報・運行状況のリアルタイム管理

①配車管理システム

倉庫や工場から得た荷物量や配送先データを元に、どの車両でどの荷物をどのルートで運ぶかを決定します。従来の経験依存型の業務をシステム化し、1日、1週間、1ヶ月単位での計画が可能です。配車業務の属人化を解消し、効率化を実現します。

②自動配車システム

AIやアルゴリズムが、配送先の時間指定、停車位置、交通規制、渋滞予測などを考慮して最短ルートを作成します。遠距離や複雑なルートでも、短時間で最適なルートを提示し、経験の浅い配車担当者やドライバーでも効率的な運行が可能です。

以下の記事ではトラック向け自動配車システムを重点的に解説しています。

③車両管理システム

GPSを活用して、車両の位置情報や運行状況をリアルタイムで管理します。急発進、急ブレーキ、速度異常などを検知し、ドライバーの安全運転教育労務管理に活かせます。運転日報や報告書の作成も容易で、企業の安全管理に貢献します。トラック向けの車両管理システムについては、以下の記事をご覧ください。

(3)エクセルで無料で自作する場合との違い

エクセルで無料で自作する場合との違い

トラックの配車システムを導入する場合とエクセルなどで無料で自作する場合の違いは、業務効率と精度、そして運用のしやすさにあります。

トラックの配車システムエクセルでの自作
初期コスト導入コストが発生無料で利用可能
業務効率自動化による効率的な配車業務手動入力や更新作業が必要で、効率が低下
連携のしやすさ関係部署やドライバーとのスムーズな連携が可能ドライバーや関係部署との連携に手間がかかる
分析機能過去データに基づく分析機能で業務改善が可能データ分析が手動で、効果的な改善が難しい

エクセルを使って配車を管理する方法は、初期コストがかからない、紙ベースの計画表よりは共有や管理が簡単というメリットがありますが、担当者が配車計画を考えなければならないことは変わらず、手動入力や更新作業が頻繁に発生し、特に複雑な配車業務ではミスや作業遅延のリスクがあるなど、配車システムと比較すると効率的とは言えません。

次章では、トラックのおすすめ配車システムを紹介します。

3.配車システムを導入するメリット

ここでは、配車システムを導入するメリットをご紹介します。

(1)配車業務の効率化を目指せる

配車システムの導入により、リアルタイムでの配車管理が可能となり、急な計画変更や事故にも柔軟に対応できます。

業務の属人化を解消し、経験の浅いスタッフも効率的に配車計画を立てることができます。また、最適な配送ルートを短時間で設定できるため、走行時間の短縮や燃費効率の向上が図れ、コスト削減にも寄与します。結果として、運送業務の効率化と企業の競争力向上を目指せるでしょう。

(2)配送業務の無駄を削減できる

配車システムの導入により、配送業務の効率化が進み、ヒューマンエラーのリスクが低減され、無駄なコストを抑えることが可能になります。

適切な仕事量の確保や拠点の集約、業務委託を組み合わせることで、配送コスト全体の削減にも寄与します。結果として、企業の収益改善に繋がり、効率的な物流体制を築くことができます。

なお、以下の記事で解説している物流拠点の最適化も効率的な物流体制の構築に有効です。

(3)ドライバーの状況を把握しやすくなる

配車システムの導入により、GPSデジタルタコグラフを活用してドライバーの運行状況や作業時間をリアルタイムで把握できるようになります。

ヒューマンエラーを防ぎ、正確な勤怠管理が可能となり、管理者はどこからでも状況を確認して適切な指示を出せます。結果として、ドライバーの健康管理や法令遵守が徹底され、企業全体の運行管理が効率化されます。

勤怠管理のシステム化を重視したい場合には、以下の記事をご覧ください。

(4)トラブルに柔軟に対応できる

配車システムの導入により、トラブル発生時の対応力が大幅に向上します。リアルタイムで状況を把握し、システムが自動的に新たなルートを提案することで、迅速かつ的確な対応が可能となり、業務効率と運行の信頼性が向上します。

4.配車システムの比較ポイント

配車システムの比較ポイントは、以下のとおりです。

選定ポイント要点
課題解決を期待できる配車システムかまずは自社の課題を明確にし、課題解決に必要十分な機能を備えているか確認する
クラウド型かオンプレミス型かで選ぶクラウド型は低コストで迅速導入、オンプレミス型はセキュリティとカスタマイズ性に優れる
リアルタイム型または記録型で選ぶリアルタイム型は即時対応、記録型はデータ分析に役立つ
管理者やドライバーの両者が使いやすいか管理者には直感的操作、ドライバーには簡単な利用が求められる
無料期間があれば使用感を試せる無料トライアルで操作性や機能を確認し、ミスやコストを避ける

以下で詳しく説明します。

(1)課題解決を期待できる配車システムか

配車システムは、運送業界の課題を解決するための有力なツールです。システムによって得意とする内容などに違いがあるため、まずは自社の課題を明確にし、その課題を解決できるかどうかという視点で選びましょう。

(2)クラウド型かオンプレミス型かで選ぶ

タイプ特徴
クラウド型低コストで迅速な導入
オンプレミス型セキュリティやカスタマイズ性に優れる


トラック配車システムの選定では、クラウド型とオンプレミス型の特徴を企業のニーズに合わせて検討することが重要です。選定には、自社の業務内容セキュリティ要件を考慮する必要があります。

クラウド型システムについては、以下の記事で詳しく解説しています。

(3)リアルタイム型または記録型で選ぶ

トラック配車システムの選定では、リアルタイム型記録型の選択が重要です。それぞれ以下のような特徴があります。

タイプ特徴
リアルタイム型即時の対応が求められる環境で有効
記録型運行データを蓄積して後の分析や改善

リアルタイム型は、即時の対応が求められる環境で有効であり、交通状況の変化に迅速に対応できます。一方、記録型は、運行データを蓄積して後の分析や改善に役立ちます。企業のニーズに応じて、どちらの機能を重視するかを考慮して選定しましょう。

(4)管理者やドライバーの両者が使いやすいか

トラック配車システムを選定する際、管理者とドライバーの両者が使いやすいかが重要です。

管理者には直感的な操作効率的な業務管理が求められ、ドライバーには移動中でも簡単に利用できるシステムが必要です。使い勝手を確認し、両者にとって無理のないシステムを選ぶ必要があります。

(5)無料期間があれば使用感を試せる

トラック配車システム導入が初めてであれば、無料トライアル期間がある製品を選ぶことも有効です。

実際に操作性や機能を試すことで、自社の業務に適したシステムかどうかを確認でき、所感の確認で余分な消耗を避けることが可能です。

5.トラック向け配車システムの導入事例

(1)菱木運送株式会社ではAI点呼ロボットを導入

引用:https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/content/001609016.pdf

菱木運送株式会社ではAI点呼ロボットを導入することで、点呼業務の負荷を軽減しています。

IT技術の導入により、uniboが正確に点呼し、記録を残すことで、ドライバーや運行管理者の時間管理に対する負担を軽減することができた。

引用:国土交通省

本人確認やアルコールチェック、免許証チェックをロボットが行うことで、確認業務の正確性を向上させています。さらに、ロボットによる点呼で情報共有が全員に平等になされ、コミュニケーションの円滑化にも繋がっています。

(2)有限会社T・トレジャーではWeb配車システムを導入

引用:https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/case/t-treasure-dx.html

有限会社T・トレジャーではWeb配車システムの導入によって、事務業務をはじめとする業務負担の軽減を行っています。

荷主への請求書は自動作成され、毎月の請求書発行に要する労力は大幅に減少した。

引用:大塚商会

導入前には、5~6名の担当者が数日かけていた請求書作成が、システムによる自動化で大幅に効率化されています。

(3)桑名組運輸株式会社は運輸業に特化した基幹業務システムを導入

引用:https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/case/kuwanagumi-dx.html

桑名組運輸株式会社は運輸業に特化した基幹業務システムを導入し、人的ミスの削減と業務効率の向上を図っています。

また、得意先に関しては、以前は請求明細のすり合わせを紙ベースで行っていたが、請求書のデータをExcelに出力してメールで送信することで、得意先側で平均4時間かかっていた請求内容のチェック作業が2時間短縮した。

引用:大塚商会

請求に関わる業務の効率化により、有給休暇の取得しやすさにつながっています。

6.まとめ

トラック向け配車システムの導入により、運行コストの削減業務効率の向上に役立てられます。自社にあった配車システムを選定して、多面的に役立ててみましょう。

目次
  1. 1.配車システム・アプリのおすすめのサービス23選を比較
    1. (1)トータル物流基幹システムAIR
    2. (2)KITARO
    3. (3)ハコベル 物流DXシステム
    4. (4)Loogia
    5. (5)LYNA 自動配車クラウド
    6. (6)簡易配車システム
    7. (7)POT配車
    8. (8)DiSynapse
    9. (9)ビークルアシスト
    10. (10)トラッカーズマネージャー
    11. (11)BookingBook
    12. (12)SmartDrive Fleet
    13. (13)DRIVE CHART
    14. (14)トラックメイト配車Pro
    15. (15)いつもNABI動態管理サービス
    16. (16)くるまぷり
    17. (17)ビジネスナビタイム動態管理ソリューション
    18. (18)docoですcar NEXT
    19. (19)ODIN 動態管理
    20. (20)スグロジ
    21. (21)MOVO
    22. (22)LogiSTAR
    23. (23)Logifit
  2. 2.トラックの配車システムとは?機能やエクセルによる自作との違い
    1. (1)配車システムとは
    2. (2)配車システムの主な機能
    3. (3)エクセルで無料で自作する場合との違い
  3. 3.配車システムを導入するメリット
    1. (1)配車業務の効率化を目指せる
    2. (2)配送業務の無駄を削減できる
    3. (3)ドライバーの状況を把握しやすくなる
    4. (4)トラブルに柔軟に対応できる
  4. 4.配車システムの比較ポイント
    1. (1)課題解決を期待できる配車システムか
    2. (2)クラウド型かオンプレミス型かで選ぶ
    3. (3)リアルタイム型または記録型で選ぶ
    4. (4)管理者やドライバーの両者が使いやすいか
    5. (5)無料期間があれば使用感を試せる
  5. 5.トラック向け配車システムの導入事例
    1. (1)菱木運送株式会社ではAI点呼ロボットを導入
    2. (2)有限会社T・トレジャーではWeb配車システムを導入
    3. (3)桑名組運輸株式会社は運輸業に特化した基幹業務システムを導入
  6. 6.まとめ