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物流の運行管理システムは?比較ポイント、無料を含むおすすめ15選

【無料あり】トラック配車アプリ10選|機能比較・導入メリットと選び方

物流現場では、配車業務の効率化や情報共有の精度向上が急務となる一方、システム導入に伴うコスト負担に悩む企業も少なくありません。

こうした課題に対し、近年は無料で利用できるトラック配車アプリが登場し、紙・Excel中心の運用から段階的にデジタル化を進める手段として注目されています。

本記事では、無料で利用できる配車アプリ10選を紹介します。サービスの機能と特徴を整理し、導入メリット・注意点・サービス選定のポイントもあわせて解説します。

目次

1.【無料あり】トラック配車アプリおすすめ10選

(1)トータル物流基幹システムAIR

引用:五十鈴株式会社

「トータル物流基幹システムAIR」は、配車・配送管理から日報、勤怠、請求までを一元管理できるアプリでも操作可能なクラウド型TMSです。

受注登録から配車、運行管理、日報、請求の流れをシステム上で完結させることで、経験や勘に頼ったオペレーションから脱却し、標準化と工数削減を実現します。

スマートフォンアプリと連携し、車両位置や作業状況をリアルタイムで把握できるため、拘束時間の管理や荷待ち対策など、2024年問題への対応にも有効です。

クラウド型のため追加設備は不要で、初期費用を抑えつつスムーズに導入できる点も特長です。

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特徴・受注〜自動配車〜日報〜請求までフルカバー
・スマホアプリで動態データを取得/拘束規制に対応
・日報自動化
・売上管理の効率化
・拠点間で情報共有=配車状況をリアルタイム把握
・データ分析により経営判断に活用可能
所在地〒100-0005東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル
価格・料金プランお問い合わせください

(2)ODIN リアルタイム配送システム

引用:公式サイト

ODINリアルタイム配送システムは、スマートフォンのGPSを活用して車両位置や配送状況をリアルタイムに把握できるアプリでも操作可能なクラウド型の配送管理ツールです。

配送計画との照合により、進捗確認やルート最適化、日報作成までを一元化し、紙管理やExcel運用からの脱却を支援します。

ドライバー向けアプリにより操作がシンプルで、小規模事業者や軽貨物ドライバーでも導入しやすい点が特徴です。


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特徴・最適ルート自動計算で走行距離と時間を削減
所在地神奈川県横浜市西区北幸2丁目10−39 日総第5ビル 9F
価格・料金プラン※要お問い合わせ

(3)LYNA 自動配車

引用:公式サイト

LYNA自動配車は、AIが配送条件・車両台数・時間帯などの制約を考慮し、配車ルートを自動生成するアプリでも操作可能なクラウド型サービスです。

手作業では難しかった複雑な配車パターンにも対応でき、走行距離の削減や車両稼働の最適化を支援します。

無料プラン(またはトライアル)では、基本的なルート作成や共有機能を試すことができ、自社の業務に適した運用方法を事前に確認できます。

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特徴・AIが車両台数・距離・制約条件を考慮し最適ルートを自動生成
所在地千葉県市川市八幡3-4-8 田中ビル4F
価格・料金プラン※要お問い合わせ

(4)MOVO Driver

引用:公式サイト

MOVO Driverは、ドライバーの業務効率化に特化したスマートフォンアプリです。

位置情報の共有、運行指示の確認、配送完了報告、日報入力など、日常業務に必要な機能を無料で利用できます。

操作がシンプルなため、ITツールに慣れていないドライバーでも使いやすい点が特長です。

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特徴・位置情報共有で連絡工数を削減
所在地東京都港区芝5-29-11 G-BASE田町4F
価格・料金プラン※要お問い合わせ

(5)ONEsLOGIクラウド

引用:公式サイト

ONEsLOGIクラウドは、倉庫管理(WMS)を中心に、在庫管理、入出荷管理、作業指示、進捗管理などの庫内業務を一元化できるアプリでも操作可能なクラウドシステムです。

配車や配送管理を主軸としたTMSではなく、倉庫オペレーションの標準化と可視化を重視しており、庫精度の向上や誤出荷対策、作業効率改善に役立ちます。

段階的な機能拡張や外部システムとの連携にも対応し、業務規模に応じた運用が可能です。

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特徴・API連携によりTMSや基幹システムと接続可能
所在地東京都中央区京橋2-9-2 ロジスティードビル
価格・料金プラン※要お問い合わせ

(6)Loogia

引用:公式サイト

Loogia(ルージア)は、AIが配送条件や交通状況、時間制約などを踏まえて最適な配車計画を自動生成するアプリでも操作可能なクラウド型の自動配車システムです。

無料プラン(または無料トライアル)では、基本的なルート作成やドライバーへの指示配信を試すことができ、導入前にAI配車の効果を確認できます。

走行距離や車両台数の削減、属人化の解消、非効率なルートの可視化など、現場の課題に直結した改善が期待できる点が特長です。

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特徴・AIが複雑な条件を考慮し最適ルートを自動算出
所在地愛知県名古屋市中区栄2丁目11番30号セントラルビル9F
価格・料金プラン※要お問い合わせ

(7)Cariot

引用:公式サイト

Cariot(キャリオット)は、IoTデバイスやスマートフォンアプリを活用して車両データをリアルタイムに取得し、走行状況の見える化や運転日報の自動作成を実現するアプリでも操作可能な車両動態管理クラウドです。

無料プランでは、車両位置や走行距離、アイドリング時間などの基本情報を確認でき、小規模な運行管理のデジタル化に最適です。

社用車から物流車両まで幅広いシーンで導入しやすい点が特長です。

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特徴・車両位置・状態をリアルタイム把握
所在地東京都港区新橋5丁目13番4号 YMG新橋ビル6F
価格・料金プラン※要お問い合わせ

(8)LOGI-Cube EXPRESS

引用:公式サイト

LOGI-Cube EXPRESSは、日計表管理を軸に、請求・支払、配車支援、運転者・車両台帳までを一元化できるアプリでも操作可能な運送管理システムです。

受注登録から配車指示書の作成、配車ボードでの進捗確認までをデジタル化し、紙や表計算ソフト中心の運用からスムーズに移行できます。

デジタコや会計・給与システムとの連携にも対応しており、労務管理や車両別収支の把握が効率的に行えます。

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特徴・誤操作防止アラートで請求精度向上
所在地福岡県福岡市東区千早 5丁目13-38 ルリアン香椎参道 6階
価格・料金プラン※要お問い合わせ

(9)トラッカーズマネージャー

引用:公式サイト

トラッカーズマネージャーは、配車・運行管理から日報、請求、収支まで、運送業務を一元管理できるアプリでも操作可能なクラウド型TMSです。

ドライバーはスマホアプリで報告や日報入力ができ、管理者はリアルタイムで稼働状況を把握できます。

労務管理や収支管理も同時に強化でき、効率化と経営判断の精度向上に貢献します。

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特徴・配車〜請求まで一元管理
所在地東京都港区芝大門2-5-5 住友芝大門ビル5F
価格・料金プラン※要お問い合わせ

(10)LogiSTAR

引用:公式サイト

LogiSTARは、測量・地理情報分野で実績のあるパスコが提供する物流支援ソリューションです。

高精度な地図データと最適化アルゴリズムを活用し、拠点分析、配車支援、車両動態管理を一体的に行えます。

地理情報を活かした配送効率の向上だけでなく、CO₂排出量の可視化など環境対策にも寄与する点が特長です。

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特徴・地理情報×AIで最適ルート算出
所在地東京都目黒区下目黒1-7-1 パスコ目黒さくらビル
価格・料金プラン※要お問い合わせ

2.トラック配車アプリの失敗しない選び方

アプリの無料版には機能や利用台数に制限があるため、自社の車両数や運用フローに合うかどうかを見極めることが重要です。

ここでは、無料プランを選ぶ際に確認すべき実務的なポイントを解説します。

(1)車両台数・業務規模に合うか

無料配車アプリは、利用可能な車両台数や機能範囲に制限が設けられていることが多く、自社の運用規模と合致しているかの見極めが重要です。

特に、車両台数が多い場合や配送案件が複雑・多拠点に広がる場合は、無料版だけでは対応しきれないケースがあります。

判断ポイントチェック内容
車両台数無料枠で必要台数を管理できるか
配車件数日次の配車量に対応できるか
配送エリア地場・長距離に対応する機能があるか
業務の複雑性多案件管理・車格条件などに対応必要か

まずは、日々の配車件数・車両台数・運行形態を整理し、無料版で十分な運用が可能か確認することが大切です。

(2)配車表・ルート最適化の精度

無料版の配車アプリでも、配車表作成やルート検索の精度は業務効率とコスト削減に直結する重要ポイントです。
高度なAI自動配車やリアルタイム交通情報を用いた最適ルート計算は、一般的に有料版で提供されますが、無料版でも紙・Excel運用と比較すれば、工数削減と判断精度の向上が期待できます。

判断ポイントチェック内容
配車表の精度時間帯・積載量・担当者条件に対応できるか
ルート提案最短距離・最短時間など選択軸があるか
交通情報の反映渋滞・規制情報を反映できるか(多くは有料)
自動化レベルAI自動配車/手動+補助機能のどちらか

配送件数が多く、日々ルート調整が発生する企業ほど、ルート精度=運行コストと納期品質に直結します。

(3)ドライバーの操作性(スマホ対応)

配車アプリは、現場でドライバーが毎日使う業務ツールです。そのため、スマートフォンで直感的に操作できるかどうかは、導入効果を左右する重要ポイントです。
画面が複雑で入力項目が多いアプリは、現場負担を増やし、定着が遅れるリスクがあります。

確認ポイント見極め基準
操作の簡単さワンタップ報告、ドラッグ操作など直感的に使えるか
入力ステップ数配送完了報告などが最小ステップで完結するか
表示の視認性大きいボタン、見やすい地図、シンプルなメニュー構成
モバイル最適化iOS/Android対応、通信が不安定でも動作するか

特に、位置共有・指示確認・配送完了報告がスムーズかどうかは必須条件です。

(4)運行管理・勤怠/会計・受発注との連携性

配車アプリは、配車機能だけでなく、運行管理・勤怠・会計・受発注とデータをつなぐことで、バックオフィス全体のDXが加速します。
特に、運行実績と勤怠情報の同期や、請求書作成の自動化に繋がる仕組みは、管理負担の削減と対応スピード向上に直結します。

連携対象期待できる効果
運行管理システム走行データの反映/拘束時間管理/日報自動化
勤怠管理システム出退勤連携/工数管理/労務コンプラ強化
会計システム請求自動化/傭車料管理/入金管理の効率化
受発注システム受注データ反映/指示引き継ぎが円滑に
タコグラフ・車載機器実走行データ連携/燃費分析/安全運転管理

無料版では、API連携や外部システム接続が制限され、CSV出力・スプレッドシート運用が主流です。

(5)将来の有料版移行プラン(料金・機能差)

無料アプリで十分な改善が得られた場合でも、業務規模の拡大や管理精度の向上に伴い、有料版への移行を検討するケースは多いです。
無料版では基本的な配車管理や位置情報確認が可能ですが、複数拠点管理・自動配車の精度・データ連携範囲などに制限がある場合が一般的です。

項目無料版の一般的な範囲有料版で追加されやすい機能
配車機能手動中心・簡易ルート提示AI自動配車、複数条件最適化
動態管理基本的な位置共有高精度GPS、リアルタイム追跡
組織規模車両・ユーザー数に上限複数拠点・権限管理
レポート基本的な実績出力収益分析、燃費/稼働レポート
連携CSV出力程度API連携(会計/勤怠/受発注)

無料版でまず運用を試し、業務効率化の効果を確認したうえで、必要な機能と費用対効果を比較することが重要です。事業成長に応じて、段階的にアップグレードすることで、リスクを抑えた導入が可能になります。

3.まとめ

無料で使えるトラック配車アプリは、紙やExcel中心の管理からスムーズに移行でき、配車計画・指示・進捗把握といった基本業務をデジタルで一元化できます。

初期費用を抑えながら、配車ミスの防止、工数削減、顧客対応の迅速化といった効果が期待でき、中小規模の運送事業者や個人事業主にとって導入しやすい手段です。

無料版で現場との相性を確認し、必要に応じて有料プランへ段階的に移行することで、リスクを抑えながら物流DXを推進できます。

監修

企業間物流に詳しい!運行管理のプロ監修「運行管理ナビ」編集部です。

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