MENU
物流の運行管理システムは?比較ポイント、無料を含むおすすめ15選

車両運行管理システムおすすめ19選を無料お試し・アプリ等で比較

AIやIT機器で車両運行の管理業務を効率化できれば、属人化からの脱却労働環境の改善などの効果が期待できます。そのためには、自社にあわせた車両管理システムを選定することが大切です。

本記事では、無料を含む車両管理システムのおすすめを紹介し、システムの機能や重要性、運送業界における今後の課題についてもあわせて解説します。

1.【無料お試しあり!】車両管理システムおすすめ19選を比較

ここでは、車両管理システムおすすめ19選を比較を紹介します。以下は主要サービス3つの比較表です。

スクロールできます
サービス名トータル物流基幹システムAIR
詳細を確認する
Cariot
詳細を確認する
運管PRO
詳細を確認する
対応デバイス
操作性
労務管理連携
公式サイトに情報なし
特徴物流業務全体を見える化し、一元管理
受注から配車、運行管理に対応
運転日報の自動作成が可能(ドライバー用アプリが使用可能)
リアルタイムな車両位置情報の可視化
安全性とコンプライアンスの強化
初期投資不要で広く利用可能
クラウド対応デジタコを活用したリアルタイムの動態管理
危険運転の画像保存による安全運転教育への活用
タッチパネルで操作が簡単

また、以下のような詳細な比較表も無料でご確認いただけます

※主要サービス10選の比較表のイメージ画像

(1)トータル物流基幹システムAIR

引用:五十鈴株式会社

五十鈴株式会社が提供するトータル物流基幹システムAIRは、受注や配車管理、運転日報、請求処理、仕入れ管理など、運送業務全般を統合的に管理できるクラウド型のシステムです。

自動配車機能に加え、車両の動態管理が可能なアプリを活用することで、効率的かつ柔軟な配送計画の立案が可能です。

以下では、トータル物流基幹システムAIRの操作画面について詳しくご紹介します。


メインメニュー


・配送量やドライバーの状態を見える化
・アイコンや表で直感的に把握できる画面

配送依頼登録


・受注履歴による登録の効率化

配車計画


・携帯アプリと連動し、配送進捗の確認ができる
・日報・付帯作業の登録の効率化・自動化

運転日報入力


・配車時の情報を自動入力
・ドライバー用アプリで運行情報を連携

請求


・輸送金額を荷主
・明細単位に確認
・請求書をさまざまな形式で出力

また、ドライバーの労働時間を正確に管理し、運行日報の自動作成にも対応。これにより、管理者の業務負担を大幅に軽減し、全体的な業務効率の向上をサポートします。

特徴・受注・加工状況・自動配車などの物流業務を最適化スマホアプリを活用した車両の動態管理
・ドライバーの拘束規制に対応売上管理の効率化
・運輸日報の自動化各営業所とシステムの連動が可能
所在地〒100-0005東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル
価格・料金プランこちらからお問い合わせください

(2)Cariot(キャリオット)

引用:株式会社キャリオット

Cariot(キャリオット)は、車両管理とドライバーの働き方改革を支援するクラウド型の車両動態管理システムです。

車載用デバイスやドラレコとの連携も可能で、スマホアプリ単体でも利用できます。

位置情報や運行状況をリアルタイムで可視化できるうえ、危険運転時の自動記録が可能です。記録データは、ドライバーの安全運転教育に活用できるので事故防止に役立ちます。

特徴全車両の位置情報とステータスを可視化走行データの自動記録指定車両の位置情報と到着予定時刻を取引先と共有
所在地〒105-0004​東京都港区新橋5丁目13番4号 YMG新橋ビル6F
価格・料金プランこちらからお問い合わせできます

(3)運管PRO

引用:東海電子株式会社

運管PROは、動態管理やドラレコ映像、運行日報などを統合管理できるクラウド型の運行管理システムです。

リアルタイムで動態管理や車両状況を管理できます。法令遵守の観点から、2024年問題の課題対策にも効果があり、ドライバーの過労防止を目指すことができます。

運行管理者においては、業務の負担軽減や効率化を可能とし、運行計画の作成や運送の安全性、品質向上に役立ちます。

特徴・クラウド対応デジタコを活用したリアルタイムの動態管理
・危険運転の画像保存による安全運転教育への活用
・タッチパネルで操作が簡単
所在地〒419-0201静岡県富士市厚原247-15
価格・料金プランクラウドアプリ:月額2,640円デジタコ:151,800円/台ドラレコ:66,800円/台4G通信キット:44,000円/台

(4)トラッカーズマネージャー

引用:株式会社Azoop トラッカーズマネージャー

トラッカーズマネージャーは、運送業務の情報をデジタル化し、クラウド上で一元管理することでペーパーレス化を推進できます。

配車計画や運行管理、請求書発行などの業務効率化が可能で、収支の集計業務にも便利です。

ドライバーや積荷の安全性を確保するための機能も搭載しており、事故防止や品質向上に役立ちます。

特徴・車両台帳のデジタル化修理整備履歴
・レポート化整備
・点検スケジュール表
所在地〒105-0012東京都港区芝大門2-5-5 住友芝大門ビル5F
価格・料金プラン監査対応プラン:月額10,000円~運行管理プラン:月額15,000円~無料お試しプランあり

(5)KITARO

引用:株式会社AXIS KITARO

KITARO(キタロー)は、クラウド管理と車両デバイスを連携して業務効率化を図れる運行管理システムです。

勤怠管理や運行日報の自動化により、運行業務の効率化に効果的です。

安全運転評価機能を搭載しており、ドライバー個別の運転技術やエコドライブ状況を可視化できます。

特徴・位置情報や走行距離を24時間見える化
・運行日報業務の効率化
・安全評価とエコドライブ評価によるドライバーの運転成績をランキング
所在地〒105-0003東京都港区西新橋2-3-1 マークライト虎ノ門 8F
価格・料金プランKITARO×アダプタ(端末レンタルプラン):初期費用無料、月額3,360円(税別)/台KITARO×アダプタ(端末買取プラン):初期費用31,200円(税別)/台、月額1,980円(税別)/台KITARO×デジタコ:本体価格93,500円(税別)/台、月額3,080円(税別)/台KITARO×ドラレコ:お問い合わせくださいKITARO×バイク:初期費用無料、月額3,360円(税別)/台KITARO×モバイル(一括支払プラン):月額980円(税別)/台KITARO×モバイル(毎月支払プラン):月額1,280円(税別)/台無料トライアルあり

(6)TCloud for SCM

引用:都築電気株式会社 TCLOUD FOR SCM

TCloud for SCM(ティークラウド・フォア・エスシーエム)は、スマホを用いたクラウド型動態管理・配送管理サービスです。

スマホによって運用を開始できます。

動態管理や作業実績管理、配送予実管理、交通情報のリアルタイム取得、ナビゲーションシステムなど、運行業務を効率化できる機能が搭載されています。

温度管理・モニタリング機能も搭載しているので、品質面の安全を重視しながら積荷を配送しやすくなります。

特徴・スマホのみで配送状況の可視化が可能
・温度センサーによる商品温度のモニタリング
・メッセージや写真により、運行状況を管理者と即座に共有できる
所在地〒105-8665東京都港区新橋6丁目19番15号(東京美術倶楽部ビル)
価格・料金プラン※お問い合わせください

(7)Loogia(ルージア)

引用:株式会社オプティマインド

Loogia(ルージア)は、走行データから導き出される位置情報や走行ルートをもとに配車計画を作成できます。

法令遵守や配送業務の効率化が可能となり、効率的な配送を実現できます。

担当者の業務負担軽減や配送コストの削減につながり、人手不足の解消や燃料費高騰によるコスト負担の軽減にも役立ちます。

特徴・法定速度ではない実走行データを活用した配車計画
・全国数十万台の車両走行データを基にルートを解析
・ドライバーの意見を反映した細やかな配車計画
所在地〒460-0008愛知県名古屋市中区栄2丁目11番30号セントラルビル9F
価格・料金プラン初期費用:15万円(税別)~月額費用:20万円(税別)~※月額費用は、物流規模に応じて個別見積あり

(8)DRIVE CHART

引用:GO株式会社 DRIVE CHART

DRIVE CHART(ドライブチャート)は、安全運転管理支援をメインにした次世代型AIドラレコサービスです。

ドラレコに搭載したAI機能が、危険運転やヒヤリハットをドライバーに警告すると同時に管理者に自動メール通知で知らせてくれます。

管理者は、事務所に居ながらドライバーの危険運転に対し、リアルタイムに安全運転の注意喚起や指導を行えます。

特徴・AIによる危険検知機能を搭載
・ドライバーの運転行動を見える化
・日々の運行業務を自動化
所在地〒106-0041東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー 23F
価格・料金プラン機器購入プラン機器レンタルプラン※価格は、お問い合わせください

(9)くるみえ

引用:日本電気株式会社(NECコーポレーション)

くるみえは、テレマティクス(車両に通信システムを搭載し、リアルタイムで情報サービスを提供する技術)を活用した安全運転支援サービスです。

NECの顔認証システムを採用しており、運転席に座ったドライバーを自動判定できます。

危険運転時のアラート通知機能や動画での録画機能を搭載しており、事故防止や削減、安全運転管理業務の負担軽減、車両管理コストの削減などに効果が期待できます。

特徴・顔認証システムによる運転者の認証
・危険運転アラート機能
・ヒヤリハット映像の自動録画機能
所在地〒108-8001東京都港区芝五丁目7番1号
価格・料金プラン※お問い合わせください

(10)KIBACO

引用:KIBACO

KIBACO(キバコ)は、ガソリン給油カードやETCなどの車両情報を一元管理できます。

無料で利用できる管理者機能には、車両データの一括管理、ダッシュボード機能を活用した業務のスケジュール管理、保健管理、事故情報管理などがあります。

有料オプションを利用すれば、ドライバーの運行日報の自動作成や点呼、アルコールチェック機能も利用可能です。ドライバーは、専用アプリをスマホで操作するだけで、管理者側と簡単に情報共有できます。

特徴・車両データの一括管理
・ダッシュボード機能を活用したスケジュール管理
・保険加入の優良割引管理
所在地〒 460-0003愛知県名古屋市中区錦3丁目8番32号
価格・料金プラン初期費用:無料利用料金:月額550円(税込)/1アカウントあたり無料お試しあり(新規申し込みから3カ月間)

(11)LINKEETH DRIVE

引用:NTTコミュニケーションズ株式会社

LINKEETH DRIVE(リンキースドライブ)は、危険運転時の警告機能を活用した交通事故削減、動態管理機能による最適ルートの選定や位置情報の取得、クラウドを活用したドライバーと管理者の円滑なやり取りなど、複数の車両管理業務を効率化できます。

その他にも、運行日報をデジタル化することで、ドライバーの事務的作業を効率化し、負担軽減や人件費の削減に効果があります。

アルコールチェック機器とシステム連携すれば、アルコールチェックの未実施やなりすましなどを回避できます。

特徴・AIやセンサーによる危険運転の検知
・危険運転やヒヤリハット、日常運転のクセなどの個別分析
・交通違反状況のチェック機能を搭載
所在地〒100-8019東京都千代田区大手町2-3-1 大手町プレイスウエストタワー
価格・料金プランSafetyプラン:月額1,980円(税込)Locationプラン:月額1,980円(税込)セットプラン:月額3,080円(税込)※ドライブレコーダーは、買取・レンタルの2プランあり※3週間無料トライアルあり

(12)AI-Contact

引用:ジェネクスト株式会社 AI-Contact

AI-Contact(アイ・コンタクト)は、アルコールチェックにも対応したクラウド型の運行管理システムです。

運行管理や動態管理、車両管理、日報作成、アルコールチェックの電子記録をクラウド上で一元的なシステム管理が行えます。スマートフォンにアプリをインストールするだけで利用できます。

無料でも利用できますが、有料プランと比較すると利用できる機能に違いがあります。

特徴・デジタル化による工数の削減が可能
・プランによっては無料で利用できる
・アルコールチェックの記録・管理が可能
所在地〒222-0033神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目8-12 Attend on Tower 7階
価格・料金プランAI-Contactフリート初期費用:無料月額費用:無料フリーサポートプラン:1アカウントあたり月額200円※フリーサポートプランは、最低1年間の契約となり、登録アカウント数分の課金となる
AI-Contactモバイル年一括払い:1人あたり月額980円(税別)月払い:1人あたり1,280円(税別)※申し込みは10人以上から(9人以下の場合は10人分の料金を請求)
AI-Contact NOW1人あたり月額1,480円(税別)~
AI-Contact PLUS年一括払い:1人あたり月額500円(税別)月払い:1人あたり月額650円(税別)※申し込みは10人以上から(9人以下の場合は10人分の料金を請求)

(13)ODIN動態管理

引用:株式会社オンラインコンサルタント ODIN動態管理

ODIN動態管理は、リアルタイムな位置情報の取得から導きだされる最適ルートの選定、運行データを活用した運転日報の自動出力、勤怠管理など、運行業務の効率化に役立つ機能が搭載されています。

メッセージング機能を活用すれば、急な配送先の変更や追加など、ドライバーと管理者のやり取りもスムーズに行えます。

特徴・スマホのGPS機能を活用したリアルタイムの把握
・運転日報の自動化
・好みのナビゲーションアプリを利用できる
所在地〒220-0004神奈川県横浜市西区北幸2丁目10−39 日総第5ビル 9F
価格・料金プラン初期費用、管理画面利用料:無料月額利用料:1,500円(税込)/台無料お試しあり

(14)SmartDrive Fleet

引用:株式会社スマートドライブ

SmartDrive Fleetは、車両管理や運行管理、運転日報の作成、アルコールチェック機能など、多くの機能を搭載したクラウド型車両管理システムです。

車両専用デバイスやドラレコを取り付けるだけで、走行データは自動でクラウド上にアップロードされます。ドライバーは、逐一報告する手間を省け、管理者は事務所に居ながら複数の運行状況をリアルタイムで把握できます。

システムを導入すれば、ドライバーや管理者の業務効率化や負担軽減、コスト削減などに役立ちます。

特徴・シンプルな操作画面
・車両予約機能
・車両の位置情報をリアルタイムで取得
所在地〒100-0006東京都千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井タワー12階(東京ミッドタウン日比谷)
価格・料金プラン※お問い合わせください※機能のデモ体験やアルコールチェックアプリの無料トライアルあり

(15)TUMIXコンプラ

引用:株式会社TUMIX TUMIXコンプラ

TUMIXコンプラは、勤怠管理や労務管理を一元管理できる運送業専用の勤怠管理システムです。

デジタコやアルコールチェッカーと連携し、ドライバーや運行状況のリアルタイムデータを取得できます。自動で勤怠データを収集・管理し、日々の業務負担を軽減します。

運行データの自動分析も行えるため、車両別の負荷状況の把握や安全運転教育などに活用できます。2024年問題にも対応しており、労務管理や法令遵守など、コンプライアンスの改善や向上に役立ちます。

特徴・デジタコの実績データの直接取り込み
・出退勤のタイムカード打刻をデジタル化
・運行結果を見える化
所在地〒420-0859静岡県静岡市葵区栄町1-3 鈴与静岡ビル 4階
価格・料金プラン基本料:月額17,000円(1ID含む)サービス利用料:1人あたり500円(最低5,000円)※利用者数が30人までの料金(31人以上は値引きあり)データ連携利用料:月額3,000円/連携元

(16)ビジネスナビタイム動態管理ソリューション

引用:株式会社ナビタイムジャパン ビジネスナビタイム動態管理ソリューション

ビジネスナビタイム動態管理ソリューションは、配車計画や動態管理、高精度なナビゲーションシステムなど、ナビタイム専用アプリを活用した配送に最適なルート選定や計画、管理を実現できます。

従業員の勤怠データをリアルタイムに取得することで、労働時間の適正化や労働環境の改善に役立ちます。

VICSやプローブ交通情報を用いた計画が可能であり、経験に頼らない運行計画を作成できます。

特徴・交通情報の取得
・到着予定時間の算出
・効率的な配送順を自動計算
所在地〒107-0062東京都港区南青山3-8-38
価格・料金プランNAVITIMEプレミアムコース:10ライセンス48,000円(税込)~カーナビタイムプレミアムコース:10ライセンス84,000円(税込)~ドライブサポータープレミアムコース:10ライセンス60,000円(税込)~トラックカーナビプレミアムコース:10ライセンス100,800円(税込)~自転車NAVITIMEプレミアムコース:10ライセンス36,000円(税込)~配達NAVITIMEプレミアムコース:10ライセンス276,000円(税込)~※上記料金は、法人契約の場合※ライセンス:年間一括契約※ライセンス料:1サービスごとに発生無料トライアルあり

(17)ブッキングブック

引用:株式会社ブッキングブック ブッキングブック

ブッキングブックは、配車機能をメインとした配車管理ツールであり、カレンダー形式の配車表を採用しています。

視認性や操作性に優れており、直感的に扱いやすい設計になっています。

車両や運行管理業務の属人化からの脱却や業務効率化に効果的であり、担当者の負担軽減や管理コストの削減にも有効です。

特徴・配車業務に特化
・未配車案件は別カテゴリーで表示
・運送業以外の業種でも利用できる
所在地〒 100-0005東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング 9FWeWork
価格・料金プラン初期費用:無料車両台数20台以下:月額40,000円車両台数21台以上:月額50,000円~(台数によって料金は異なる)※車両台数151台以上は、別途見積もり※導入支援オプション、出張サポートは別途見積もり1カ月間の無料体験あり

(18)モバロケ

引用:モバイルクリエイト株式会社

モバロケは、iMESH製品用(ドラレコ・デジタコ・IP無線機)に開発されたクラウド型の動態管理システムです。専用機器を車両に取り付けたり、ドライバーが所持したりすることで、位置情報や運行状況などに関するリアルタイムなデータ共有が可能です。

データ通信だけでなく、音声通話にも対応しており、「ながらスマホ」の法令遵守にも対応しています。

ドライバーの動態管理(出発・到着時刻、休憩時間の報告など)を事務所に居ながら一元管理できます。

特徴・運行履歴表示
・特定端末の追跡
・地図プロット
所在地〒870-0823大分県大分市東大道2丁目5番60号
価格・料金プラン※お問い合わせください無料トライアルあり

(19)動態把握システムTacNet

引用:株式会社大塚商会 動態把握システム

動態把握システムTacNet(タックネット)は、車両に取り付けたデジタコの位置情報や積載状況、走行速度、庫内温度などを地図上に表示し、一目で車両状況を確認できます。

配車・配送管理や運行管理などの基幹システムと連携することも可能であり、進捗管理や誤配送防止に有効です。

運行状況をリアルタイムで確認できるため、ドライバーと管理者のやり取りも円滑に行えます。車両管理や運行管理の業務効率化やコスト削減が図れるだけでなく、安全運転のサポートにも効果があります。

特徴・車両の位置や状態をリアルタイムで把握
・車両側から送られてくる情報(位置・積載状況・速度・温度など)を地図にプロットできる
・デジタコへのメッセージ送信
所在地〒102-8573東京都千代田区飯田橋2-18-4
価格・料金プランお問い合わせください※実機のデモンストレーションチェックに対応

2.車両管理システムとは?

車両管理システムは、事業運営に必要な車両の情報を効率的に管理し、業務全体の効率化コスト削減を実現するためのシステムです。

以下の記事では、車両運行管理業務について詳しく解説しています。

車両台帳やメンテナンス履歴、運行データなどの情報を一元的に管理することで、運用状況の可視化や業務改善が可能になります。

以下では、車両管理システムの主要機能と、導入が必要とされる重要性について詳しく解説します。

(1)車両管理システムの主要機能

車両管理システムには、以下のような機能が搭載されており、それぞれの目的に応じた活用が可能です。

機能概要
位置情報の取得GPS機能を活用し、車両やドライバーの位置情報をリアルタイムで把握走行距離、ルート、運行時間を自動記録
運行記録運行ルートや交通情報を基に、到着予定時間を自動計算理者や顧客と共有することで、配送品質向上にも貢献
到着予定時間の管理運行ルートや交通情報などのデータを基に到着予定時間を算出、事務所で確認・管理
運行計画荷主情報、積荷、荷受・荷降ろし場所を基に、最適な運行ルートや車両を自動選定庸車の活用による柔軟な運行計画も可能
安全運転支援(危険運転アラート)急発進・急停止・脇見・居眠り運転を検知し、ドライバーへアラートを通知管理者にも画像データを送信し、改善指導に役立つ
運転傾向分析ドライバーの運転データを可視化運転傾向を分析し、安全運転教育や評価に活用
勤怠管理ドライバーの出勤・退勤・休憩を記録し、就業状況を一元管理法令遵守や過重労働の防止に役立つ
運転日報の自動作成収集した運行データから日報を自動作成事務作業の負担を軽減し、作業時間を短縮
車両資産管理車両の購入・売却情報や整備履歴を一元管理車検やメンテナンススケジュールの管理も可能
アルコールチェックオンライン通話機能を活用して遠隔でアルコール濃度を測定飲酒運転防止や法令遵守を強化
分析・レポート出力収益や運行コストを分析し、レポートを出力経営戦略やコスト削減に役立つデータを提供

上記機能は、多くの車両管理システムで提供されている基本機能ですが、ベンダーや商品ごとに標準搭載機能オプションが異なります。

システムを選ぶ際は、自社の課題や目的に適した機能を備えているかを慎重に確認しましょう。

(2)車両管理システムのメリット

車両管理システムが求められる背景には、車両管理の効率化、交通事故の防止、そして法令遵守といった課題が挙げられます。これらの課題を解決することで、運送業務全体の安定と信頼性を向上させることが可能です。

車両管理システムの導入は、以下のような広範なメリットをもたらします。

法令遵守の徹底自動リマインダー機能により、整備や車検漏れを防止
業務効率化車両データの一元管理により、管理作業の負担を削減
安全性向上危険運転の検知や整備状況の把握で、事故リスクを大幅に軽減
経営基盤の強化リスク回避や効率化によって、経営の安定化をサポート
信頼性の向上取引先や荷主への信頼性を向上させ、ビジネスチャンスの拡大につながる

車両管理を適切に実施することで、突発的な車両の故障による業務遅延コスト増加のリスクを軽減できます。

安全性の確保は、従業員やドライバーの生命を守るだけでなく、取引先や荷主からの信頼向上にもつながります。

システムを活用することで、法令遵守や業務効率化、事故防止だけでなく、経営基盤の強化や取引先との信頼構築にもつながります。厳しい経営環境を乗り越えるためにも、運送会社における車両管理システムの重要性が高まっています。

3.車両管理システムのタイプ

車両管理システムのタイプは、主に以下の分類があります。

車両管理システムのタイプ設置方法特徴
OBD-IIポート型車両のOBD-IIポートに接続・簡単に設置できる・車両内部データの詳細を取得できる
車載端末型(ハードウェア型)専用デバイスを車両に取り付け・多機能な場合が多い・耐久性に優れる
アプリ型スマートフォンやタブレットで運用・手軽に導入しやすい・比較的低コスト

車両管理システムには複数のタイプがあり、それぞれ異なる特長とメリットを持っています。企業の規模や目的、運用体制に合わせて適切なタイプを選ぶことで、業務効率化やコスト削減、安全性の向上が期待できます。

以下では、車両管理システムのタイプをそれぞれ解説します。

(1)OBD-IIポート型

OBD-IIポート型は、車両の車載コンピュータ(ECU)に接続するデバイスを使用するタイプです。

主な特徴には、以下が挙げられます。

簡単に設置できる専用の機器を車両のOBD-IIポートに差し込むだけで、すぐに使用可能
豊富なデータを取得可能エンジンの状態、燃料消費量、速度、走行距離など、車両の内部データをリアルタイムで収集できる
故障検知を備える場合が多いエラーコードを取得し、車両の異常を事前に把握できるため、整備スケジュールの最適化に役立つ

OBD-IIポートは多くの車両に標準搭載されており、簡単に取り付けが可能です。

取付に際する手間を抑えられるOBD-IIポート型なら、コストを抑えながら車両の健康状態を把握できます。

(2)車載端末型(ハードウェア型)

車載端末型は、専用のデバイスを車両に取り付けるタイプのシステムです。高度な運行管理や安全運転支援など、複数の機能が搭載されています。

リアルタイム位置情報の取得GPSを活用して、車両の現在地や運行状況を正確に把握
他機器との連携が可能な場合が多いドライブレコーダーやアルコールチェック機能と連携可能な製品もあり、安全性や法令遵守を徹底できる
耐久性が高い製品が多い業務用に設計されており、長期的な利用に適するものが多い

車載端末型は大規模な車両数を運用する企業や、安全運転管理を特に重視したい企業に適しています。

(3)アプリ型(スマートデバイス対応型)

アプリ型は、機器にスマートフォンやタブレットを活用して車両管理を行うタイプです。

専用アプリをインストールするだけで簡単に使用できることから、手軽かつ低コストな運用が可能となります。

新たなデバイスの設置が不要スマートフォンを使うだけで運用を開始できる
直感的な操作が可能専用アプリの操作を覚えるだけで、ドライバーや現場スタッフがすぐに使いこなせる
低コストで運用できる専用機器が不要なため、初期費用を抑えられる

アプリ型は、コストを抑えつつ簡単に運用を始めたい場合におすすめです。

4.車両運行管理システムの選び方

(1)必要な機能が搭載されているか

車両運行管理システムには、一般的に以下の主要機能が搭載されます。

自社の課題に応じて、導入予定の車両管理システムに必要な機能が揃っているかを確認しましょう。

機能内容
配車管理最適なルートを自動提案し、効率的な配車計画をサポート
動態管理GPSで車両の現在地や運行状況をリアルタイムで把握
安全運転支援急発進・急停止、速度超過などの危険運転を検知し、ドライバーと管理者に通知
勤怠管理ドライバーの勤務時間を自動記録し、正確な労働時間の把握を実現
運転日報の自動作成運行データを基に、日報を自動作成し、事務作業を大幅に軽減
車両整備管理車両の整備履歴や車検スケジュールを一元管理し、整備不良を未然に防止
分析・レポート出力燃料費や運行コスト、ドライバーの運転傾向を可視化し、経営改善に役立つデータを提供

たとえば、事故リスクを軽減したい場合には安全運転支援機能に特化しているシステムを選ぶ必要があります。

準備段階で必要な機能を把握しておくと、システム選定をスムーズに進められます。

(2)クラウド型かオンプレミス型か

車両運行管理システムには、データ管理の方法によってクラウド型とオンプレミス型の2種類があります。

それぞれの特徴を把握し、自社にあったタイプを選ぶことが大切です。

タイプ特徴
クラウド型インターネット経由でデータを管理
オンプレミス型専用サーバーを社内に設置し、ローカルネットワークでデータを管理

クラウド型の車両管理システムのほうが、費用を抑えられる傾向にありますが、提供企業のセキュリティに依存するリスクに注意が必要です。クラウド型システムについては、以下の記事をご覧ください。

オンプレミス型は専用サーバーによって、自社でセキュリティを管理できますが、運用に際してコストと手間がかかりやすくなります。

(3)アプリやデバイス対応の確認

多くの車両運行管理システムは、スマートフォンやタブレット用のアプリを提供しており、現場とオフィス間のスムーズな連携が可能です。

利便性において確認すべきポイントには、以下が挙げられます。

アプリ対応の有無ドライバーがスマートフォンを使用して勤怠記録や運行状況の登録を簡単に行えるか
多デバイス対応オフィスではPCで、現場ではスマートフォンやタブレットで操作可能なシステムかどうか
リアルタイム性アプリやデバイスを通じて、リアルタイムでデータを共有できる機能があるか

上記の対応が整っていれば、運行管理がさらに効率化され、ドライバーや管理者の負担軽減につながります。

5.まとめ

車両管理システムには、法令遵守をサポートする車両管理機能、ドライバーの勤怠や動態を管理する機能など、多岐にわたる機能が搭載されています。ただし、システムの特長や対応分野はベンダーごとに異なり、料金やサービス内容にも差があります。